小さな本棚

20代。このままで終わりたくない私は今日も本を読む。

シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快楽

ヒトは誰しも残酷になりえるし、それは自分も例外ではないなと改めて感じた本でした。
 
またまた脳科学中野信子さんの本です。
専門的なことも分かりやすく読みやすいので地味に中野さんブームです。
 
不倫がとても叩かれる世の中で、不倫報道ばかりで嫌だなぁ…他人の不倫にバッシングする人がなんでこんなに多いのかなぁ、別に自分のことでもないのに。と思っていました。
でも、自分は本当に他人がバッシングされているのを見て快楽を感じてはいないと言い切れるか?という思いもありました。
そんな時、この本を見つけて即買いしました‼︎
 
 
シャーデンフロイデ」は、誰かが失敗した時に湧き起こってしまう喜びの感情のこと。例えば、成功者のちょっとした失敗をいい気味だと思ったり、ネットで炎上した人を見て調子になるからだ。と思ったり。
 
そんな感情がどうして起こるか?そのような感情が存在する意味とは何なのか?ということが分かりやすく書いてあります。
よかれと思って、相手のことを思って制裁を加えている。自分が正しいと本気で思っている。
 
倫理的に正しいことを考えている人ほど、残虐的な行動に走ってしまう可能性があるそうです。そんな可能性を示唆する例として「ミルグラム実験」が挙げられていました。
果たして自分がこの実験の被験者だったら、本当に正しい判断ができていただろうか…と本気で怖くなりました。
 
ネットで簡単に自分の気持ちをこうやって発信している私も、正しいを振りかざしていないか?色々考えさせられる一冊になりました。