小さな本棚

おもしろいなって思った本を紹介するブログ

たくらむ技術

たくらむ技術 (新潮新書)

たくらむ技術 (新潮新書)


神は細部に宿るってこういうことなんだな…。

「ロンドンハーツ」や「アメトーーク」のプロデューサーである加地倫三さんの本です。仕事の仕方やこだわり、番組ができるまでなど加地さんの様々な企みが書かれています。

普段何気なく観ているものがこんな風にできているんだなととても興味深かったし、面白いものを作るために本当に細かいところまでこだわっているんだということが分かりました。

ひな壇の席にも意味があり、核になる人をMC席の1番近く最前列!など、どの席にどんな役割の人を座らせるかをとてもこだわっているそうです。他にも実際の芸人さんを例に席について書かれていたので、今週のアメトーークは席に注目して観よう‼︎と思っています。

私はテロップのフォントや色、何がテロップになるのかなど、テロップを意識してテレビを観るのが結構好きだったりします。
なんで、ここは青色なのかな?このフォントだと面白さが倍増するな〜など、特に意味はないんですが意識すると発見も多くて面白いです。そんなテロップのこだわりについても書いてあり、なるほどと思うことばかりでした。

仕事をしていると、どうしても「これぐらいでいいや」とか「こんな細かいとこまで気にしないだろう」って思ってしまうことがあります。でも、そういうふうにほんの少し手を抜いたものって少しの違和感があったりするんですよね。
誰も気づかないような違和感だけれども、多分それを受け取った相手は無意識下にその違和感を感じていて「なんか違うなって」だんだん心が離れたり、相手を満足させられないことにつながっていくんだと思います。
そういうことがテレビだと視聴率とか、ものを売る仕事なら売り上げとかに繋がっていくのかな。

やっぱり作り手にこうしたい!という強い想いがあって、誰も気づかないような細かいことにもこだわり抜いてはじめて、人の心を動かすものができるんだなって思いました。